「自分の行動で、自分の選択を正解にする」――孟さんはその信念を持ち、留学と推薦入試資格の両方を手に入れるなど、多くの困難を乗り越えてきました。中国の厳しい高校生活、そして日本への留学。孟さんがどのようにして自分のキャリアを築いてきたのか、そしてなぜGLナビゲーションでインターンを選んだのか。本記事では、過去の経験と今後のビジョンに迫ります。(聞き手:GLナビゲーション 代表取締役社長 神田 滋宣)■孟さんの高校生活〜大学院生活の過ごし方――孟さんは今大学生ですが、どのような高校生活を過ごしていましたか?中国の高校に通っていました。当時は設立2年目の新設校で、進学実績はありませんでしたが、奨学金を得るために入学しました。全寮制で1つの部屋に10人が住んでおり、朝6時から夜10時まで良い大学に入ることを目標にひたすら3年間勉強してました。つまらない3年間でしたね(笑)寮生活は喧嘩もありましたが良かったこともあり、仲の良い友達もできました。ちなみに、実際には私はちょっとサボっていて、勉強時間は朝8時から夜8時でした。校則は厳しかったのですが、私はその厳しい制度にはあまり賛成できず、担当講師に「私の集中力はずっと保てるわけではなく、朝8時から夜8時の方が良い成績が取れる」と直談判し、許可をもらえました。在籍期間中はトップ10をキープしていたので、講師からの信頼もありました。――今インターンをしている孟さんに感じる意思の強さが垣間見えました。希望の大学には進学できたのですか?できませんでした。高校3年生の時に病気を患い、休学しました。それもあって、希望の点数を取ることができませんでした。結局、地元の大学、安徽大学に進学しました。――安徽大学は211大学(正式名称は「211工程重点大学」で、21世紀に向けて重点的に資源を投資する対象として国が選定した大学)ですよね?安徽大学に入学をしてどんな生活を過ごしましたか?大学に入学して、多くの選択肢が自分の目の前に広がりました。色々な部活に参加し、最終的には新入生歓迎会や新年会を開催する芸術団体に所属しました。メンバーから部長へと昇格し、その後、3人いる団体トップの一人、委員長を務めました。――今は修士課程ですよね?大学院は自分の希望通りでしたか?はい、希望していた北京師範大学の大学院に通っています。大学1年生までは理系でエコロジーを専攻していましたが、2年生になり、自ら日本語専攻に転籍しました。4年生になり、推薦入試の資格を得て、大学院に決めました。――北京師範大学は985大学(1998年5月に定められた大学群で、211のなかでも最重要拠点として選ばれた大学)ですよね。ちなみに大学の成績は良かったのですか?GPAは覚えていませんが、クラスでは1位でした。私の大学は教員養成の中ではトップで、最初は日本語講師を目指して研究をしていました。しかし、自分が研究に向いていないと気付いてからは、授業とインターンシップに集中するようになりました。2社でインターンを経験し、1社目は4ヵ月間、2社目は2週間程度でした。3社目がGLナビゲーションです。■Japan Wingのビジョンと「実力形成」の思想に共感――日本企業を探す中でGLナビゲーションでインターンを始めようと思った理由は?確か、WeChatを見て応募してくれたのが最初のつながりでしたよね?日本で就職しようと考えていたので、非常に良いチャンスだと感じました。最終的な決め手は、「Japan Wing」のビジョンに共感できたからです。共感した理由は2つあります。1つ目は、Japan Wingのサイトに記載されている語学力レベルが実践に通用するレベルで示されていたこと。2つ目は、「実力形成」というフレーズにしっくりきたからです。多くの就活生は内定を「終点」だと考えていると思います。しかし、私は内定は人生のスタート、最初の1歩だと考えています。1つ目に関して、Japan Wingのサイトに日本語の語学力レベルが実践に通用するレベルで提示されている点にとても新鮮さを感じました。一般的には就活をする上では、JLPT(日本語能力試験)の最上級ランクのN1に合格すれば苦労しないと言われていますが、実体験からそんなことはないと感じていました。Japan Wingのサイトでは、日本語レベルは、12段階でレベル判定を実施しており、N1は真ん中のレベル6です。「なぜ今まで誰も教えてくれなかったのか!」という思いと同時に、他の就活生にも知ってほしい、ここまで実践的に示しているGLナビゲーションという会社に興味を持ちました。2つ目に関して、多くの就活生は、内定を「終点」だと思ってます。内定を貰ったら何もしなくていい、そんな気持ちで就活を頑張っていると思います。ただ、私はそう思いません。内定はあくまで人生のスタート、最初の1歩だと思っています。入社してからのキャリアのほうが長く、仕事のなかで身につけるべきこと、学ぶことは多いはずなんです。Japan Wingは、就活のテクニックだけではなく社会で求められる、スキルセットやマインドセットの形成に向けたサービス内容を見て、とても共感し、もっと皆に知って貰いたいと思いました。■相手の背景を引き出す「ヒアリング能力」が身についた――GLナビゲーションでインターンとして働く中で学んだことはありますか?多くの学びがありましたが、特にヒアリング能力が身に付いたと感じています。私は、コーディネーターというお客様に最も近いポジションにいるので、お客様のニーズや悩みを誰よりも早く、深く理解しなければなりません。入社後、お客様からの問い合わせに一問一答で返答する仕事に就きましたが、リーダーから「質問の背景」についても考えるようアドバイスを受け、ヒアリングを意識するようになりました。これにより、受講者と良い関係性を築くことができ、やりがいを感じるようになりました。教育サービスは、人生に大きな影響を与えます。それに関わることはやりがいもあれば、責任感も伴います。その大きなインパクトが教育サービスの良いところでもあり、プレッシャーにもなっています。――インターンを通じて感じるGLナビゲーションの特徴はありますか?「可能性」を強く感じます。特にGlobal Wingには大きなポテンシャルを感じており、その復活を期待しています。また、Japan Wingの中国市場開拓は国家間の事情もあり難しい部分もありますが、それを乗り越えたら大きく成長する可能性があると感じています。■今後はインサイドセールスで成果を出す方法論を形にしたい――孟さんはこれからどんなことをやっていきたいですか?残り半年間で経験したいこととして、インサイドセールスを誰でもできる仕事にしたいと考えています。私は、先月から新しくインサイドセールスチームの構築も任されました。インサイドセールスは本当に魅力的な仕事だと感じています。その中でセンスではなく、だれでも実践できる型を構築することが重要だと思っています。ゼロからの立ち上げを経験することになりますが、私が将来的に卒業することを念頭に入れたときに、方法論をしっかり残したいと考えています。私自身、セールスは苦手意識を持っています。でも、やっぱりそれを乗り越えなければなりません。苦手なものでもチャンスをもらえる会社は少ないと思うので、今目の前にあるチャンスをしっかりと物にしたいと考えています。■「自分の行動で、自分の選択を正解にする」――将来のキャリアについて、どのようなビジネスパーソンになりたいですか?私には「自分の行動で、自分の選択を正解にする」という信条があります。進化を続けながら、自分のキャリアを築いていきたいと考えています。複数の選択肢があった時、正しいかどうかは将来になってから振り返ってみないとわかりません。そのため、悩んだ時には、その選択を正しいものにするために熱意を持って行動することを大切にしています。例えば、大学2年生の時に留学のチャンスがありましたが、留学すると推薦入試資格を失うルールがありました。推薦入試資格も欲しいし、留学もしたいと迷いましたが、最終的に留学する選択をしました。留学後、日本で努力を重ね、高評価を取得し、中国に戻って推薦入試資格を取得し、留学も経験することができました。この経験が自分にとって大きな成功体験になっています。――最後にGLナビゲーションでインターンを検討している人に対するメッセージを下さい。自分の可能性を知りたいならGLナビゲーションへ来てください。自分はどのような人間なのか、他人の目を通して、自分の仕事のパフォーマンスを通して、自分は一体どのような人間なのか、どんなことに向いているのかを知りたい人にとって、GLナビゲーションのインターンシップはおすすめです。ベンチャーだからこそ人が少ない。人が少ないからこそ、個々の言動の責任が大きくなります。ベンチャーだからこそ、どんな仕事でも任される可能性があります。ここで働いたら、色んな仕事を経験し、人に見て貰って、自分はどんな人なのかを改めて気付いて欲しいです。それに気付いてから、将来を探っていくのはどうでしょうか?