大学で工業デザインを専攻しながらもグラフィックデザインの道へ。電通系企業に籍を置き、大手携帯キャリアやグローバルに展開されているプロダクトについてハイレベル&ハイスピードに販促ツールのデザインを手掛ける一方で、オリジナルコンテンツも制作して成功を収めた遠山さん。やがて仕事の拠点を仙台に移し、UI/UXデザインにも進出。「自身のデザインで事業会社のビジネスを成長に導きたい」という思いを胸に、仙台在住のままGLに入社しました。担当した販促ツールやオフィシャルサイトを目にした神田社長が「ブランドイメージを刷新してくれた」と高く評価したデザイン力の持ち主でもある遠山さんは、GLの環境をどのように捉え、どのような抱負を抱いているのか。神田社長との語り合いの中から紐解いていきます。グラフィックからUI/UXまで、幅広くデザイン力と対応力を磨く神田社長(以下、神田):GLに入社されるまでの経歴をお聞かせてください。遠山さん(以下、遠山):大学では工学部で工業デザインを学びましたが、卒業後はグラフィックデザインに進みたいと考え、写真や動画を中心としたグラフィック事業で著名なコンテンツ制作会社にグラフィックデザイナーとして入社しました。その後、電通系列の制作会社に転職。携帯キャリアの1つを担当し、キービジュアルの制作からPOPなどの販促ツールに落とし込むまでを手掛けました。グローバルに展開しているプロダクトについても担当しましたが、発売前日に資料が来て当日に制作物を提出するような短納期で仕事をすることも多く、グラフィックデザイナーとしてかなり鍛えられたと思います。一方で、受注ではなく自分起点のオリジナルでコンテンツをつくりたいと思い、同志を募ったカプセルトイの制作も行いました。これは玩具メーカーに採用され、中国や台湾でも展開されたんですよ。入社から8年後に子会社で仕事をすることになり、そこでは新聞広告等の紙メディアを中心に担当しました。神田:スピードとクオリティの双方を求められる世界で実力を磨かれたんですね。制作物のレベルが高く仕上がりが早いなど、当社でもその力を存分に発揮していただいていると感じます。電通系列企業に在籍後、生活の拠点を仙台に移され、IT系企業の(株)モンスター・ラボに入社されました。それまでのキャリアとは領域の異なる分野にチャレンジされたのには、どんな理由があったのですか?遠山:UIやUXのデザインを経験したかったんです。また、かねてより「山奥に家を建ててそこで仕事をしたい」という思いがあり、「この仕事は在宅でもできるのでは」とも考えていました。そこで、モンスター・ラボのフィリピン事業所に転職し、アプリやWebサービス開発におけるUI/UXデザインに携わりました。その一方で、副業としてフリーランスのクリエイティブディレクター/アートディレクター/グラフィックデザイナーとして、他社からの依頼を受けて企業のブランディングや制作物のデザインなども行っていました。しかし、やはり受注起点の仕事が中心であり、事業会社にもっと密に関わってデザインでビジネスを成長に導きたい、という気持ちが強くなってきたんです。そんなときに神田社長よりスカウトしていただいたため、これを機と受け止めてGLに入社しました。神田社長の「感動した」という言葉に心が動いて。「自分の力でもっと役立ちたい」という思いでGLへ神田:当時、起業も考えておられたと伺っています。そのような状況の中で、当社への入社を決められた理由は何だったのでしょうか。遠山:GLとのつながりはフリーランスのデザイナーとして仕事の依頼を受けたことがきっかけだったのですが、納品した制作物に対して神田社長より「感動した」とコメントをいただき、「自分の力でもっと役に立ちたい」と思ったんです。その後、GLのオフィシャルサイトについても依頼をいただいて制作したところ、社員の皆さんが喜んでくださいました。制作時にはGLのことをまだ十分に把握しておらず、どのようなビジョンを描き、どのような事業を柱にし、どのような人が働いているのか理解を深めながら制作していきました。スカウトしていただいたとき、自分もGLで吸収できることがたくさんあるし、起業するよりもチームで力を合わせてビジネスを成長させる経験をしたいと思いました。また、リモートでの勤務もできることから入社しようと決意しました。神田:遠山さんのデザインでオフィシャルサイトをリニューアルし、GLのイメージが一気に変わりました。会社や目指す方向性を理解して視覚化してくれるデザイナーがいると、会社のメッセージやコンセプトがユーザーにしっかり伝わってファンが増え、ビジネスがよりスムーズに進むことを実感しましたね。そんなとき、遠山さんとの連絡調整を担当している社員から「遠山さんがGLに関心を持っている」と聞いて、即座にアサインさせていただきました。2022年11月に入社していただき、GLの業務に参画されて2年ほど経過しました。どのようなことを学ばれたと感じられますか?遠山:前職までは案件受託後は基本的にクリエイティブのチームで制作を進めており、クライアントやそことの折衝を担当しているセールスとは距離があって、クライアントが抱えている課題や問題の本質を掴むことがなかなか難しかったんです。けれどGLでは、セールスはもちろん神田社長とも近い距離で仕事ができ、コミュニケーションを図る中で対話力や論理的思考力も磨かれて、課題の本質をスムーズに掴めるようになったと思います。声をかけられるのを待つのではなく、「こういった制作物をつくってはどうだろうか」といった風に、ビジネスの成長に向けてこちらから積極的に提案する「攻めの環境」であることにもやりがいを感じています。神田:実際に、遠山さんからたくさんの提案をいただいていますよね。遠山:まだまだベストのものは出せていないかもしれませんが、これからもさらに積極的に提案していきたいと思っています。地方在住でも活躍できる環境。活発なコミュニケーションで対話力も磨かれた神田:これまでのご経験を踏まえ、GLの特徴はどのような点だと捉えていらっしゃるでしょうか。遠山:若い社員が多いこと、働き方の自由度が高いこと、活発なコミュニケーションを図れることがGLの大きな特徴だと感じています。働き方に関しては、友人にGLの話をしても同じように言われますね。いろいろな雇用形態の方がおり、会社の柔軟さを感じています。神田:当社はマチュア世代の社員も多く活躍していますが、業務の中心を担う若手社員が多いため、「若い社員が多い」という印象につながるのだと思います。働き方の自由度については当社が大切にしているものの一つで、社員がある程度スタイルを選べるようにしています。仕事に邁進して高い収入を得たい、ワークライフバランスを大切にしたいなどニーズは様々ですが、優劣をつけずに受け止めています。ところで、「活発なコミュニケーションを図れる」ということを、どのようなシーンで感じられるのでしょうか。遠山:前職でグラフィックデザイナーとして働いていたときは、問われるのは制作物の出来が良いか悪いかで、対話はあまり重視されていませんでした。クリエイティブスキルのレベルは上がるものの、対話力を伸ばすことができず、その点が自分のウィークポイントだと感じています。けれどGLはメンバー間の会話が多く、若手メンバーもテーマを自分事化して考えを言語化し、意見として発信する力が磨かれていると感じます。意見を受け止めてもらうことで、自分が尊重されていると実感もできますよね。神田:確かに、若いメンバーが意見を発信する場をつくることをとても大切にしています。若手がどんどん自分の意見を言えるようになれば、それを見ている周囲も安心して発言することができるようになります。その結果、活発に意見交換できる環境が実現すると考えているんです。やがては社内に「デザインセンター」を設立し、新規事業開発と人材育成に取り組みたい神田:今後、GLでどのようなことに取り組みたいと考えていらっしゃいますか?遠山:自分のデザインによってどれだけの効果が上がったかを数字にする、「定量化」にこだわっていきたいと考えています。現在、GLのサービスの一つ「JapanWing」のバナーを制作しており、社内メンバーからは「印象が変わった、プロフェッショナルなサービスであることが感じられて自分も参加したいと思った」という評価が寄せられとてもうれしかったのですが、これは定性的なもの。アクセスや問合せの件数をデザインでコントロールすることもできると思っているので、数字として明確な結果を出していきたいですね。また、GLにおける全制作物のディレクションを担当し、統一感を出して企業としてのブランドイメージを確立することにも取り組みたいと思っています。神田:GLの一員となられた遠山さんが手掛けられた制作物が、各サービスのブランディングにつながっていることを感じています。特に「JapanWing」については、イメージが洗練されたというフィードバックを担当者から受けています。当社でも数多くのツールを制作してビジネスに活用しているので、それらの効果を定量化する取り組みをどんどんやっていきたいですね。今後の展望についてもぜひ伺いたいです。遠山:デザイン部門として社内にデザインセンターを設けられたらと考えているんです。そして新しいデザイナーを迎えたい。キャリアがあって同じレベル感でものづくりできる人材もいいしですし、新人の方でもいいと思っています。デザイナーは感性やセンスが問われることもあり、僕も今後歳を重ねる中でいつまでも現場で手を動かし続けることはできないかもしれませんが、制作における「型」は把握しています。それをもとに若手を育てて、その人材がデザイナーとして充実した毎日を送れる場づくりをしていきたい。その人材がGLと一緒に成長していくことができれば最高だと思います。また、デザイン部門の創設は新規事業開発にもつながるのでは、とも考えています。神田:それは素晴らしいアイディアですね!社内で磨き上げたものをどんどん外に展開していくことも考えているので、デザインの中心地、まさにセンターを設けることに賛同します。現在作成を進めている中期経営計画書の訴求力を上げるためにグラフィックを盛り込むほか、新規制作を検討している「JapanWing」の営業資料のデザインもお願いしたいですね。遠山さんの実力を思う存分振るっていただきたいシーンがたくさんあります。最後に、当社への入社を検討されている方にメッセージをお願いします。遠山:デザインの力でGLの事業を一緒に成長させたい方に、ぜひ集まっていただきたいです。制作会社ではクリエイティブを通じて顧客の事業の成長に向けた支援を行うことになりますが、自分が手掛けた制作物でクライアントが成長している実感はあまり得られないのではないでしょうか。さらに、大手制作会社で大手クライアントを担当していると、極端に言えば顧客が勝手に大きくなっていく印象さえあるので、デザインの価値を高めるための思考力や発想、アイデアを磨き上げることができないとも感じます。ぜひ、GLでデザインの価値をダイレクトに感じ引き上げていただきたいですし、自分の存在に価値が生まれる体験をしていただきたいと思っています。